信仰・ご利益
動物安全・牛馬安全
古くから馬・牛などの家畜・ペットなど動物全般の守護として信仰されています
交通安全
旅の安全・交通安全を守る仏様として広く信仰されています
厄除け・火除け
「不焼寺観音」という寺号から、火の難を除く仏様としても知られています
「筑前観音霊場三十三ヶ所」の「第十八番霊場」の本尊であり、『大穂の観音様』と呼ばれ、昔から大穂の地域を中心に広く県内一帯に多くの信者を持ち、生活と深いつながりを持ちながら、篤い信仰心によって迎えられてきました。
歴代の黒田公から観音堂や鐘楼堂・境内地などの寄進を受けたのも、参謹交替の途中、畦町宿にて馬が病気になった時、大穂馬頭観音の霊験を聞き、この観音様に祈願をしたところたちどころに馬の病が治り、参謹交替の道中安全だったことから、その後も参勤交代の際には必ずお参りに寄られ、道中の安全を祈願されたそうです。そのご縁により、歴代の藩主によって厚い庇護を受けたと伝えられています。
また、面相のように恐い霊力の強い観音様として、粗末に扱ったもの、害を及ぼそうとしたものに祟りの逸話が多く残っております。
観音堂
この観音様は奈良時代の高僧「行基」の「一刀三礼」(一回削るごとに三回お拝すること)の作と伝えられており、御開帳の際にしか見ることのできない秘仏です。
昔は、大穂と野坂の境にある鐘撞田という旧唐津街道を1.5キロメートルほど下った所にお祀りされていましたが、兵火にあって堂宇が焼失し、1429年(永亨元年)現在の場所に移転してきました。
現在のお堂は、細かく修繕はしておりますが、光之公の修繕を受けた当時の姿のままで残っています。
鐘楼堂
御開帳
御本尊様である馬頭観音様の龕(安置されている宮殿)の扉は33年に2回(17年・16年交互)開かれ、これを本開帳と呼び、4月の大祭法要から1週間の間御開帳されています。また、本開帳の間にも住職交替などの節目に特別開帳も行われております。
御開帳では日頃拝むことのできない御本尊様のお姿を拝めるほか、観音様にまつわる宝物が公開されます。
次回の御開帳
令和11年(2029年)に安置600年記念大祭特別開帳が行われる予定です。
宝物
馬頭観音
馬頭観音は仏法と衆生を災いから護り煩悩を食い尽くす慈悲深い『厄除け』の仏様として信仰されています。
『観音三十三化身』の一つと言われていますが、本来一つの観音様(聖観音)が、諸々の苦悩を持つすべての人を救済するために、それぞれの苦悩に応じ形を変えて現れる姿(応現身)が三十三様あると言うことが経典の中に示してあります。
その中のひとつが馬頭観音であり、六観音の一つでもあります。
お姿
三面六臂(三つの顔と六本の腕)の忿怒相(怒りの表情)をされています。柔らかい表情の観音様が多い中では珍しく、怖い表情をしています。
これは、衆生の煩悩を払い、災厄や悪を砕き、救済へと導くためのものです。
また、正面お顔の頭頂部に小さな馬の頭を載せており、その特徴から『馬頭観音』と呼ばれています。
頭頂部の馬は、草を食むように人々の中にある煩悩の炎を食べ尽くしてくださるといわれています。
大穂馬頭観音様の三つのお顔
正面は怒った顔。人々の無限に湧き出てくる煩悩の炎で、自らを焼いてしまわないように怒り諫めている様です。
左は悲しんでいる顔。煩悩に支配されていく人々を哀れみ悲しんでいる様です。
右は笑った顔。煩悩を止めることができず、その欲のままに生きてしまう人々をあざけ笑っている様です。
このように三様のお姿で、衆生がその煩悩により間違いを犯さないように、見守ってくれているのです。
奉賛会
宗生寺檀信徒とは別の、大穂馬頭観音様の信者会です。会費はありませんが、大穂馬頭観音の護持・修復・御開帳等の事業および境内整備を継続的に支援することを目的とした会です。
個人・法人、お住まいの地域を問わず広く会員を募っております。ご興味のある方、入会いただける方は事務局(宗生寺)までお問い合わせください。