曹洞宗 松岩山 宗生寺 ← トップへ戻る

大穂馬頭観音おおぶばとうかんのん

信仰・ご利益

📷 参拝の様子の写真
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動物安全・牛馬安全

古くから馬・牛などの家畜・ペットなど動物全般の守護として信仰されています

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交通安全

旅の安全・交通安全を守る仏様として広く信仰されています

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厄除け・火除け

「不焼寺観音」という寺号から、火の難を除く仏様としても知られています

筑前観音霊場ちくぜんかんのんれいじょう三十三ヶ所」の「第十八番霊場」の本尊であり、『大穂おおぶの観音様』と呼ばれ、昔から大穂の地域を中心に広く県内一帯に多くの信者を持ち、生活と深いつながりを持ちながら、あつい信仰心によって迎えられてきました。

歴代の黒田くろだ公から観音堂や鐘楼堂しょうろうどう・境内地などの寄進を受けたのも、参謹交替さんきんこうたいの途中、畦町宿あぜまちじゅくにて馬が病気になった時、大穂馬頭観音おおぶばとうかんのん霊験れいげんを聞き、この観音様に祈願きがんをしたところたちどころに馬の病が治り、参謹交替さんきんこうたいの道中安全だったことから、その後も参勤交代さんきんこうたいの際には必ずお参りに寄られ、道中の安全を祈願されたそうです。そのご縁により、歴代の藩主によって厚い庇護を受けたと伝えられています。

また、面相のように恐い霊力の強い観音様として、粗末に扱ったもの、害を及ぼそうとしたものに祟りの逸話が多く残っております。

観音堂

📷 観音堂外観の写真

この観音様は奈良時代の高僧「行基ぎょうき」の「一刀三礼いっとうさんらい」(一回削るごとに三回お拝すること)の作と伝えられており、御開帳ごかいちょうの際にしか見ることのできない秘仏ひぶつです。

昔は、大穂おおぶ野坂のさかの境にある鐘撞田かねつきでんという旧唐津街道を1.5キロメートルほど下った所にお祀りされていましたが、兵火にあって堂宇が焼失し、1429年(永亨えいきょう元年)現在の場所に移転してきました。

1429年(永亨えいきょう元年) 現在の場所に移転
1649年(慶安けいあん2年) 黒田忠之くろだただゆき公による観音堂再建
1678年(延宝えんぽう6年) 黒田光之くろだみつゆき公による観音堂修繕

現在のお堂は、細かく修繕はしておりますが、光之みつゆき公の修繕を受けた当時の姿のままで残っています。

鐘楼堂しょうろうどう

📷 鐘楼堂の写真
1678年(延宝えんぽう6年) 黒田光之くろだみつゆき公による鐘楼堂しょうろうどう建立こんりゅう寄進きしん
1944年(昭和19年) 梵鐘ぼんしょう金属類回収令きんぞくるいかいしゅうれいによる供出きょうしゅつ
1990年(平成2年) 御開帳ごかいちょうを記念して壇信徒だんしんとの方々より梵鐘ぼんしょう寄進・鐘楼堂しょうろうどう修復

御開帳ごかいちょう

御本尊ごほんぞん様である馬頭観音ばとうかんのん様のがん(安置されている宮殿)の扉は33年に2回(17年・16年交互)開かれ、これを本開帳ほんかいちょうと呼び、4月の大祭法要たいさいほうようから1週間の間御開帳ごかいちょうされています。また、本開帳ほんかいちょうの間にも住職交替などの節目に特別開帳も行われております。

御開帳ごかいちょうでは日頃拝むことのできない御本尊ごほんぞん様のお姿を拝めるほか、観音様にまつわる宝物が公開されます。

📷 御開帳の写真①
📷 御開帳の写真②

次回の御開帳ごかいちょう

令和11年(2029年)に安置600年記念大祭特別開帳が行われる予定です。

宝物

📷 宝物の写真
馬頭観音縁起ばとうかんのんえんぎ 約200年ほど前に書かれた巻物。大穂馬頭観音おおぶばとうかんのん様の由緒が書かれています。
血書法華経けっしょほけきょう 江戸時代に京の仏師が仏像を彫る際の祈願のために、自らの血で書いたとされる法華経。
馬の角 時代不明。その昔、強い霊力を持った馬に生えていたとされる角。
金の牛 時代不明。

馬頭観音ばとうかんのん

馬頭観音ばとうかんのん仏法ぶっぽう衆生しゅじょうを災いから護り煩悩ぼんのうを食い尽くす慈悲深い『厄除け』の仏様として信仰されています。

観音三十三化身かんのんさんじゅうさんけしん』の一つと言われていますが、本来一つの観音様(聖観音しょうかんのん)が、諸々の苦悩を持つすべての人を救済するために、それぞれの苦悩に応じ形を変えて現れる姿(応現身おうげんしん)が三十三様あると言うことが経典の中に示してあります。

その中のひとつが馬頭観音ばとうかんのんであり、六観音ろくかんのんの一つでもあります。

お姿

三面六臂さんめんろっぴ(三つの顔と六本の腕)の忿怒相ふんぬそう(怒りの表情)をされています。柔らかい表情の観音様が多い中では珍しく、怖い表情をしています。

これは、衆生しゅじょう煩悩ぼんのうを払い、災厄さいやくや悪を砕き、救済へと導くためのものです。

また、正面お顔の頭頂部に小さな馬の頭を載せており、その特徴から『馬頭観音ばとうかんのん』と呼ばれています。

頭頂部の馬は、草をむように人々の中にある煩悩ぼんのうの炎を食べ尽くしてくださるといわれています。

大穂おおぶ馬頭観音ばとうかんのん様の三つのお顔

正面は怒った顔。人々の無限に湧き出てくる煩悩の炎で、自らを焼いてしまわないように怒り諫めている様です。

左は悲しんでいる顔。煩悩に支配されていく人々を哀れみ悲しんでいる様です。

右は笑った顔。煩悩を止めることができず、その欲のままに生きてしまう人々をあざけ笑っている様です。

このように三様のお姿で、衆生しゅじょうがその煩悩により間違いを犯さないように、見守ってくれているのです。

奉賛会ほうさんかい

宗生寺檀信徒だんしんととは別の、大穂馬頭観音ばとうかんのん様の信者会です。会費はありませんが、大穂馬頭観音ばとうかんのんの護持・修復・御開帳ごかいちょう等の事業および境内整備を継続的に支援することを目的とした会です。

個人・法人、お住まいの地域を問わず広く会員を募っております。ご興味のある方、入会いただける方は事務局(宗生寺)までお問い合わせください。

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